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使う 2020.09.15
顔と頭皮は別ものととらえがちですが、顔の延長線上に頭皮があり、頭皮の先に顔があります。そのため、小顔を目指すなら頭皮からアプローチするのが近道です。
お金も時間もかからない方法が、ブラッシングによるマッサージです。
ところで、みなさんはブラシを持っていますか?
最近はブラシを1本も持っていないという方も少なくありませんが、頭皮と顔・髪の関係を理解すると持たずにはいられなくなる……はずです。
ブラッシングはどんなに忙しくても、どんなにテクニックがなくても、誰でも簡単に小顔に導くマジックツールなのですから。
おすすめは、朝と夜2回のブラッシングです。
朝のブラッシング、略して「朝ブラ」は、すっきりとした小顔シルエットと、メイクののりやもちを抜群に高めるための方法です。
顔がもったりしていたり、太ったかな? と思うその大半は、むくみが原因。ブラッシングをすると滞った血流が一気に流れ、顔やデコルテまでぽかぽかしてきて顔がしゅっと引き締まります。
顔と頭皮のすみずみまで血が巡ると血色もよくなり、肌にもツヤが生まれ、メイクのフィット感が違う! と実感できるはずです。
ブラシの方向は、下から上に向かって、ポニーテールをつくるようにかきあげるのが基本。体をぐっと前屈するように倒して、後頭部、側頭部、前頭部と360度くまなく、つむじに向かって集めるようにブラシを通していきます。
さらに、朝とくに重視したいのは後頭部のブラッシングです。
なぜなら、この部分が、心臓から送りだされた血液を頭部に届けるジャンクションとなるから。心地いいと感じるくらいの刺激で、5回ほど繰り返してください。
鏡を見ると……立体的でピンク色の頬をした顔が映っているはずです。
夜のブラッシング「夜ブラ」は、側頭部を重点的にするのが特徴です。
一日頑張ったあとの頭皮はカチコチです。とくに、目を使うことの多い方は側頭部がかたく、ハチ(頭頂骨にある頭のカーブが強い部分)も張っていることが多いようです。
朝ブラと同様、ポニーテールをつくるように頭頂部に向かってブラッシングするのは変わりませんが、1周したら側頭部を5回繰り返します。すると、カチコチだった頭皮がリセットされるのを実感できると思います。
さらに、一日過ごした頭皮は、汗や皮脂が毛穴をふさいでいる状態です。ブラッシングをすることでシャンプー時に汚れが浮きやすくなり、すすぎのあとは毛穴がクリアに、頭皮が軽くなっているはずです。
選ぶブラシは、お好みで結構です。
コシがあり心地いい刺激の馬毛は、髪のツヤも同時にもたらします。
プラスチックのタイプは先端に丸いボールがついていることが多く、頭皮を傷つけず、メンテナンスもしやすく衛生的。
小顔だけでなく美肌も、そして弾力のある健康な頭皮とツヤやかな髪も同時に手に入れられるブラッシングテクニック、ぜひ習慣にしてくださいね。