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知る 2020.05.17
紫外線が日に日に強くなっているのを、肌で感じるようになりました。
日焼け止めクリームを塗ったり、サングラス、帽子などで髪や肌をガードしている人も多いのではないでしょうか?
でも、“紫外線は向きに注意”ということは、意外と知られていません。
じつは、紫外線があたる向きを意識することは大変重要です。
みなさんは、朝と昼では髪や肌へのダメージ部位が異なるのをご存知ですか?
たとえば朝。
通勤・通学の時間帯は、朝日が横方向から照りつけます。そのため、帽子や日傘で防御しているつもりでも、紫外線は顔の側面から、メガネやサングラスのすきまから入り込んでしまいます。
朝は、横方向の紫外線があたるため、顔の側面やデコルテのUVケアも忘れずに
髪のサイドダメージが気になる人、頬の高い部分やこめかみ付近にシミがある人は、こういったうっかり日焼けが原因のひとつ。
朝の紫外線の向きに意識を向け、日焼け止め効果のあるヘアスプレーやミルクなどでプロテクトしましょう。
ランチタイムの紫外線は真上からあたります。太陽の位置が、朝に比べて高くなっているからです。
昼は、頭上から紫外線が降り注ぐため、頭皮の紫外線対策を優先しましょう
真上からの紫外線は、頭皮にダメージを与えます。髪の分け目からあらわになった頭皮が、赤みを帯びたりヒリヒリしていたら、うっかり日焼けによる炎症が起こっている状態。炎症は髪の正常なサイクルを乱し、乾燥だけでなく薄毛や白髪につながることもあるので、炎症を起こさないよう紫外線を防いで頭皮を守ることが大切です。
また、真昼の紫外線は一日のうちでいちばん強く降り注ぎます(図参照)。ちょっとそこまでランチに行くようなときでも、しっかりとしたUVケアを心がけたいですね。
東京の5月における晴天時UVインデックス(紫外線の強さを数値化したUV指数のこと)を 1997年から2008年までの期間について平均した時別グラフ。 (出典/気象庁ホームページ「紫外線のデータ集」)
とはいっても、頭皮のUVケアってどうすればいいのでしょうか?
クリームを塗るとベタつきが気になるし、日傘や帽子を使えないときもありますよね。
そんなとき、とても手軽なのがヘアスプレーです。
UVプロテクト効果のあるヘアスプレーやボディスプレー、顔用のスプレーももちろん使えます。ベタついたり、ムラづきしないポイントは、腕がまっすぐ伸びるくらい離し、頭頂部に向けてスプレーすること。これでさらりと仕上がり、均一にコーティングしてくれます。
ランチに出かける前にスプレーの習慣をつけて、健やかな頭皮と髪をキープしてくださいね。