#013
使う 2019.01.28
洗顔をするときには、もこもこの泡を立ててやさしく肌をこすらないように!とよく耳にします。
泡立てネットを使って、固くしっかりとした泡を作ったら肌の上をころころと転がすように洗うのが正解。
もこもこの泡が肌の上の角質やほこりなどの汚れを包み込んで取り除いてくれます。
泡立ちが良ければよいほど汚れ落ちもよいのも事実。
しかし、シャンプーするときもたくさんの泡が必要なのでしょうか。
シャンプーに必要なのは程よい泡。
過剰な泡は必要ありません。
シャンプーによって泡立ちが良かったり悪かったり。
この違いの一つは洗浄成分が大きく異なるからなのです。
石鹸系や高級アルコール系の洗浄成分であれば泡立ちがよくなりますし、低刺激性のアミノ酸系の洗浄成分が多いとそこまで泡は立ちません。
二つ目の違いはコンディショニング成分。
顔と違って頭には髪の毛があります。シャンプーには洗髪中の髪の絡まりなどを防ぐために、洗顔料には含まれないようなコンディショニング成分が配合されています。
泡立ちはコンディショニング成分の量によっても左右されるので、泡立ちが悪くても汚れはしっかりと落とすことは可能です。
髪と頭皮を洗う時、シャンプーをたくさん泡立てて、転がすように洗っても汚れは落ちません。
髪の毛が邪魔をして頭皮までしっかりと洗うことができないからです。
また、頭皮は顔よりも皮脂腺が多く、脂が毛穴に詰まりやすいので、泡を転がすよりもシャンプーを毛穴に優しくなじませることが大切なのです。
口紅やファンデーションをクレンジングでやさしくなじませるイメージです。
脂の汚れは洗顔の泡でいくら洗っても落ちにくいのと同様に、頭皮の汚れもなじませて浮かせることが大切です。
シャンプーを手に取り、ぬるま湯で薄め 、軽く泡立ててから頭皮に直接なじませるのが正解です。